こぞうのヤンティ、だいかつやく
みなみのくにのジャングルに、おとうさんやおかあさん、たくさんのなかまといっしょにくらすこどものぞう、なまえはヤンティ。
ある日、大きなあらしがきました。つぎの日は、とてもいい天気になりましたが、おれた木のえだがおちています。なんだかいつもとちがうぞ。ヤンティはむれをはなれ、たんけんにでかけます。
「あれっ? あんなところに。」だいすきなバナナがてんてんと道におちていました。「これは、すごい」と、ひろっては食べてゆくヤンティ。すると、ぬかるみにはまったトラックがありました。荷台にはバナナの山。ここからこぼれおちたのか。ヤンティ、バナナしか見ていません。
思わずとび乗ると、重みでトラックはバランスをとりもどし、いきおいよく走りだします。
「食べきれないよ!」ヤンティはごきげんです。……でも、どこへ行く?
2026年3月13日(大村由紀子)


