図書だよりカテゴリー 5・6年生から

点子ちゃんとアントン

本の表紙:男の子と女の子が手を繋いで道を歩いています。

おわりまで変わらないのは?

裕福ゆうふくな家庭の点子ちゃんは、空想好きでお芝居しばいが得意です。忙いそがしい両親に内緒ないしょで、養育係のアンダハトさんに連れられ、ぼろぼろの服を着て夜の橋の上でマッチ売りをしています。橋の向こう側では、友だちになったアントンが靴くつひもを売っています。点子ちゃんは犬のピーフケと、アントンの家を訪たずねて、アントンが小さなキッチンでじゃがいもの塩ゆでとかき卵たまごのお料理を作り、病気のお母さんとの生活を支えていることを知ります。そんなふたりは、ある日、アンダハトさんがへんてこりんな図面を書いていることを知り……。

作者のエーリヒ・ケストナーは、豊かな想像力で思いやりのある点子ちゃんと勇敢ゆうかんで優やさしく正義感あふれるアントンのように、友情を大切に、分け隔へだてなく、お互たがいに協力しあって生きる社会の未来をみなさんに託たくしています。

2024年5月17日(松尾郁枝まつおいくえ)

著者: エーリヒ・ケストナー 作 ; 池田香代子 訳

出版社: 岩波書店

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